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東京駅のおみやげをつくる - クラウドファンディング

東京駅のおみやげをつくる

ナショナルデパートの秀島です。

このたび、東京駅でお土産菓子を販売する機会をいただきました。
これに伴い、パッケージ印刷費用や老朽化した包装機の購入資金を調達するため、クラウドファンディングを実施 します。

東京駅は、日本最大のターミナル駅であり、国内外から多くの人が訪れる場所。
そのお土産市場は、流行の移り変わりが激しく、新しいものが常に求められる環境です。
そこで、これまで積み重ねてきた技術を活かし、「バタースカッチ・メレンゲショコラサンド」 という、これまでにないお菓子を開発しました。

今回のプロジェクトでは、このお菓子をより魅力的にお届けするために、3つの異なるパッケージデザインを用意 しています。
最終的なデザインは東京駅のバイヤーが決定しますが、その前に、皆さんの反応やご意見を参考にしたいと考えています。

東京駅のお土産市場は、全国でも屈指の規模を誇ります。
新幹線の乗降客や観光客、ビジネスパーソンなど、毎日数十万人が行き交う東京駅では、お土産商品の入れ替わりも激しく、新しいものが生まれる余地がある市場 です。

一方で、地方のお土産市場は、長年の伝統や既存のブランドによる寡占が進んでおり、新規参入が難しい現状があります。
例えば、かつて岡山駅で販売した「ももたん」は、地域の土産文化に新しい風を吹き込みましたが、競争環境の変化によって販売終了を余儀なくされました。

しかし、東京駅では、定期的に新しい商品が求められ、消費者の関心も常に変化しています。
だからこそ、これまで積み上げてきた技術とアイデアを活かし、東京駅ならではの新しいお土産菓子を生み出すことができる のではないかと考えています。

でも、あきらめたらそこで終わり、最後まであきらめちゃあいけないっていうのは、今までの人生で何度も経験しているので、メレンゲが割れるなら最初から割っちゃえ!ということで、「シュクレール」という素材を開発しました。

砕いたメレンゲをスイーツの骨材として使うっていう発想は、おそらく今までなかったんじゃないかと思うんです。

いままでバタースイーツを作るときに、バタークリーム一択、あるいはホワイトチョコレートと混ぜて、という2択だったわけですが、そこにメレンゲを加えるという選択肢を生み出したわけです。

メレンゲは内部に細かな気泡がたくさんあるので、そこにバターの水分が吸収されて、乳脂肪がフタをしてくれるので、将来的にはシュクレールとバターで常温のお菓子も作ることができるようになります。

そのシュクレールを使った常温のお菓子の第一弾が、今回のおみやげ菓子になります。

バタースカッチ・メレンゲショコラサンドのこだわり
このお菓子は、これまで作り続けてきた サブレ、バタースカッチ、メレンゲ を組み合わせた、今までにないスイーツです。

32層のミルフィーユサブレ
バターを折り込みながら何層にも重ね、1mm厚・32層 に仕上げた極薄のサブレ。
サクサクと軽やかで、ほろりと崩れるような繊細な食感が特徴です。

これはフランボワーズバージョン。

バタースカッチ
焦がしバターの風味を最大限に引き出した、ハードクラックタイプのバタースカッチ。
カリッとした食感がアクセントになり、奥行きのある甘さが広がります。

メレンゲショコラ(シュクレール)
メレンゲとチョコレートを組み合わせた、独自開発の素材「シュクレール」。
メレンゲの内部にチョコレートを染み込ませることで、しっとりとしながらも軽い食感を実現。
フレーバーによって アーモンドキャラメル・フランボワーズホワイトチョコレート・焦がしバター&トフィー などを組み合わせ、豊かな風味を演出します。

この3つの要素を組み合わせることで、「カリッ」「サクッ」「ホロッ」「ふんわり」 という、複雑で心地よい食感が生まれます。

東京土産としての展開を考え、3種類のパッケージデザイン を用意しました。
それぞれのデザインは、異なるターゲットやコンセプトを意識して作られています。

1. めるたん
キャラクター「めるたん」をモチーフにした、親しみやすいデザイン。
それぞれのフレーバーごとに異なるキャラクターを採用し、バリエーションを展開。
視覚的なインパクトがあり、幅広い層に受け入れられるデザイン。

この企画を立ち上げる前(東京駅の売り場からお話をいただく前)から考えていたメレンゲのお菓子のパイロット版ですね。サブレ、バタースカッチ、メレンゲショコラの4層が積みかさなった感じのグラフィックです。

最終的なパッケージデザインは、東京駅のバイヤーが決定 しますが、その前に皆さんの意見や反応を参考にし、より良い形にしていきたいと考えています。

官能
シンプルかつ高級感のある、ミステリアスなデザイン。
メレンゲとチョコレートのコラージュを採用し、洗練された大人の雰囲気を演出。
東京駅でのギフト需要を意識した、高級感のある仕上がり。

東京駅の売り場のバイヤーさんからの「高級感とミステリアスな感じ」という提案を受けて作ったデザインです。初めてコラージュをやってグラフィックを作ってみました。エコバッグは実物かなりかわいいので、ぜひ。

東京駅での販売に向け、以下の費用を調達します。

パッケージ印刷費用(新たなデザインのスリーブ・箱の制作)
包装機の更新(老朽化した設備の入れ替え)
お菓子の認知拡大のためのプロモーション費用
この資金が集まることで、より完成度の高い商品として東京駅での展開を進めることが可能になります。

たとえば上の画像、これはおみやげ候補生「ももたん」のパッケージデザインなのですが、一つ一つの個包装にスリーブという紙のカバーを付けて見た目もグレードアップして、輸送時の衝撃をやらげて商品の破損を防いだりします。

このスリーブ、ずいぶん前のバターの時に作っていたんですが、印刷所でのトムソン型(紙を切り抜く型)の保管期間が過ぎてしまって、また一から作り直さないといけないんです。
これがかなり費用がかかります。

あとお菓子を収める箱(2個入・6個入り)も在庫が少なくなってきて、このままだと通常の商品製造もままならない感じになってきてました。

最後に
東京駅での新しい挑戦に向けて、クラウドファンディングを通じたご支援をお願いしたいと思います。
「バタースカッチ・メレンゲショコラサンド」 を、東京駅のお土産として形にするために。

ぜひ、応援をよろしくお願いいたします!