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「THE SUSHI DEVICE」βテスト版の進捗について

「THE SUSHI DEVICE」βテスト版について長らくお待たせして申し訳ない。

専用の化粧箱が刷り上がってきて組んでみたんですが、なかなかの出来栄えにホッと肩を撫で下ろしているところ。VRで寿司でバター?というこんな常軌を逸した商品のファーストロットをオーダーしてくれた貴重なあなたに、少しでも早くお届けしたいと思って鋭意準備を進めているんですが、テレビ取材やメディア取材があって、その準備にバタバタしていてなかなか本製造に進めないの、本当に僕のわがままで申し訳ない。

で、今回、どうしてこんな記事を書いているかというと、寿司デバイスを購入してくれたみんなにお礼を言いたかったから。購入してくれることが大きな応援になっている。何に対する応援だって?それは僕は孤独に新しいものを作り続けることへのエールに感じているということ。

最近はテレビやウェブメディアの人たちが一生懸命に僕を応援してくれている。先週だったかもZIPというテレビで取り上げてもらったし、週明けにも次のテレビの撮影がある。今週はテック系のメディアで取材も受けた。

海外・国内のベンチャー系ニュースサイト | TECHABLE
VRバターが真に提供するのは「味に集中する体験」だった
https://techable.jp/archives/178100

まあこれがTwitter上でまったく反応がない。

理由は簡単だ、僕はVCから投資を受けていないし、テック系に知り合いすらいない。でも、僕は一人で3Dモデリングもできるし、3Dプリンターを使いこなせるし、グラフィックも描けてパッケージの展開図面も自分でひけるし、映像も作れてお菓子まで作ることができる。それも全部一人で。界隈では面白く思っていない人も多いということなんだと理解している。まあ、無視される。

でもまあこんなことは慣れっこで、ちょっとすれば「VR×食」のプロダクトが雨後の筍のように出てくるかもしれない。僕以外の試みがSNSでバズり倒したりするかもしれない。でも、それは僕みたいなスタンドアローンな存在ではなく、出資を受けたいわゆるスタートアップ界隈だと思っている。VCが後押ししてForbesやWWDに記事が載り、投資家たちが必死でRTしていく未来も見える。

日本のテック系とはそういうことなのだと思う。

自前の財布で新しい波を起こすのは現状では大変難しい。ましてやそういうIT系やテック系の業界に知り合いがいない僕みたいなおじさんが一人で「やあやあ我こそは!」と乗り込むには大変難しい状況だ。

欧米の真似事ではない何かを生み出してそれで金を稼ぐというのは胆力がいるし、まあ本当に1,000やって1つや2つしかうまくいかないモノなんだとは思っている。

それでもこうやって自前の財布を痛めてでも僕は作り続ける。これからも。だから今回こうやって記事を書いているのも、僕の新たな試み「THE SUSHI DEVICE」を購入してくれた“本物のアーリーアダプターの”あなたに一言お礼を言いたかっただけだ。

ありがとう。

一生懸命作るよ、自分の手でしっかりと作る。OEM先に丸投げして外注なんてしない。僕自身で一つ一つバターを作っていく。箱も一枚一枚手で折って組み立てていく。そんなことに何の意味もないのは分かってる。でも、新しいものを生み出して世の中に問うということはそういうことだ。いつだってガレージから生まれる。

一つだけ確かなことは、僕の作るものはいつだって世界初だし、世界最先端だし、今まで誰も思いもつかなかったものだということ。全く儲からないし言うなれば赤字だ。だから僕は全てを自分の手で作っていくしかないわけです。

なので、あなたの新しい体験まで、もう少し時間をください。

今月にはテレビにも出ることとも決まってます。全国ネットの一般層向けのテレビなので真意が伝わることは無いかもしれないけど、それでも頑張って撮影に行ってきます。少しでも可能性があるなら努力は惜しみません。今後ともよろしく。