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まさか疑ってはいないだろうけど、僕は狂っている。
3年前にうにバターを生み出した時、まさか今ではスーパーやコンビニでうにバターが売られることになろうとは誰も想像していなかったと思う。でも、現実に売られている。ウチではなく他社だけど。
いつもそうだが、他社はいつも僕の真似をする。しかもいわゆる劣化コピーというものだ。うにバターだって僕は生のうにを練り込んで作るが他社はうにの粉末を練り込んでいる。こうなると僕に残された道は一つ。
新商品を生み出すこと。
しかも軸をずらして。
こうなることを予見して温めておいたアイデアをみんなに感じてもらいたいと思ってる。これがうにバターサンドのストーリー。
さて味なんだが、これが◯◯◯◯◯をチビるほどうまいんだ。うにの磯の香りは今回抑えた。塩味は強めにしている。これはサブレの甘さに対して強く打ち出していこうという試み。
一口かじるとサブレ、塩味、バター、うにの順番で襲ってくる。ラストノートはなぜかキャラメルのような香り。こいつは酒にも紅茶にも合う。日本茶はバッティングするかもな。タンニンの出方から言えば紅茶の方がいい。酒はスパークリングワインやビールなんかの弾ける系、ラムなんかもいい。
どういうシーンで楽しむかは直前のインスピレーションに任せる。
もちろん着色料や香料は使用していない。
天然で自然な味なので、コンビニとか若者向けのファストフードやスタバで飲み食いしている人には不向きなデリケートなチューンだからオススメしない。まあ、大人の味というところ。
サブレはリニューアルしたバター感の強いザクザクのサブレ、これは今までと変わらない。ただ、クリームのフレーバーを損なわないように焦がしバターの代わりに発酵バターを増やした。ミルク感もよく出ている。
特定原材料:乳成分・小麦・卵